●第7章 パペット・イズ・ア・ゴー・ゴー!

ちょっと待ったぁ!文章中に左のアイコンがあったらクリックしてください。 このプロジェクトに巻き込まれたマニクラ部長の心の叫びが聞こえます。


え?なんだかやさぐれてる? 「お?かなりいけるんとちがう?」
すばらしい3号の舞台美術に、マニクラ部長の衣装を着たファーファが映える!
カメラリハーサルで、それまでの不安は、ようやく初めての確信へ!




ちょっと待ったぁ! 演じてみると、不思議とどんどん仕草や表情もだせるようになるし 次のテイクはこうやって演じてみるか?と欲もでてくる。いやぁ、これは楽しいゾ!

こうして撮影は思いのほか順調に終了した。
人形の操作の都合上、演じながらセリフを収録するのはできなかったので 後でアフレコするということに。

11月下旬。
仮編集が終わった映像を流しながら台詞を合わせるため 厳しいスケジュールの中(ほんっとこればっか…)編集を手伝いに5号が4号宅へお泊り。
徹夜で編集しそのまま待ち合わせ場所の新宿へ同伴してきた。

午前中のカラオケボックスで収録しようとしたのの、 隣の部屋に客が入ってしまったためそこでの収録を断念。
あーもぅ。静かなところがいいから近くに客を入れないでねってお願いしたのに!
え?そんなお願いはそもそも無理?

しかたがないので、音声収録は夜に3号の仕事場を借りることにして、 今の間に、この空いた時間を利用して式当日用の打ち合わせおよび 必要なアイテムの買出しとかを済ませておかなくちゃね。
このときに当日の演出用に買った“あるもの”のために、 マニクラ部長の身に、さらにとんでもないことが起こるのだが……それはのちほど。

とりあえず全員が集まれる日は、おそらくこの日が最後。
当日までにすることを各自再確認。後は分担して作業を進めることになるだろう。
ここまではなんとかたどりついた。うまくいくかはもぅ、神のみぞ知る、だ。