[さ]

●酒(さけ)

飲めます、人並み(以上)に。でも、自発的に飲む習慣は殆ど無い。家で独りで呑むなんて、年に何回あるだろう、それでも今年は2回は家で呑んだ、1度は缶ビール、もう1度はジン。これは半ば自棄酒、やってられるか、って。
呑む時には肴は乾き物さえ口にしない御仁もいるようですが、肴がまたいいのだとアタシは思う。煮凝りなんて、好き。チーズも。山羊の乳から作ったのとか、癖の強い方が特に。ナッツはピスタチオ。

●収納(しゅうのう)

通販のカタログを眺めていてふと気付いたのだが、なんとまあ、収納に関する商品の多いことか。世の中のヒトはそれほど物の収納に困っているのだろうか。一体なぜ。片付けるための場所が無いからだろうか。それとも片付ける方法でお困りなのか。或いはおおよそは片付いていても、より機能的に、より美しく、と、収納するという行為そのものが目的になっているのだろうか。
それほど収納に困っていない者の目には、なんだあ、という感の商品も多いように映るのだが。隙間を活用だなんて、そこまでして保持する必要のあるモノがどれ程あるというのだろうか。はてはて、何が必要かなんて、そのひと次第だし、アタシ如きが口を挟む筋合いのことではないし。

●食欲(しょくよく)

恐らく人並み、或いはそれ以下。かつては飢餓感を補う分だけ胃に食物を放り込めばそれで良かった時期も在ったほど。なので、いわゆる美味しいものに対する執着は未だにそれほど強く無い。
そのものの味に対してよりはその場の雰囲気で美味しさを感じるほう。味覚はあまり発達していないのかもしれない。そのくせ量を食べることは可能。また、食いだめも出来てしまう。

●睡眠(すいみん)

眠ること。大好き。こんなに心地よいことって他にそうそうあるものだろうか。自分の布団に包まって、自分の匂いに包まれて、頬もこの上なく緩んで、こんなに安心できる。
「枕が替わると眠れない」と言うけれど、思うにそれは匂いなのでは無いだろうか。決していわゆるよい香りではなくとも自分の匂いというのは安心できるのに必要な重要な要素だと思われる。
でも、洗い立てのシーツの匂い、糊の匂い、それはそれで好きなんだけど。

●性別(せいべつ)

生物学的にはメスなのだが、外見的にその特徴はあまり認められない(と思っている)。行動、思考その他併せ見ると、よりその特徴は薄いと思ってしまう。しかし、極めて感情的な、若しくは情動的な発想をしている事に気付いては、ああ、やっぱりメスなんだな、と確認してなぜだか少しほっとする。
間違えたのでは、と思うことも時としてあるが、結論、メスで良かった。

●掃除(そうじ)

ごみ、汚れを払い除くこと。部屋の掃除、など。 日常の雑務の中では結構好きな方。ハウスクリーニングサービスの営業電話が掛かってきたことがあったけれど、それは「私の楽しみを奪わないで」。ワックスだって自分でかけてるし、キッチンのカウンタートップだって「磨いてる」。壁のクロスだって食器棚の扉だって拭いてる。洗面所の鏡や水栓なんか使う度。気が付いたら手が動いてる。そうすれば大掃除なんて必要ないし。綺麗になった所を見ると本当に気持ちいいのよね。 ウチに来た両親をして「使うのに気兼ねするわねえ」と言わしめた日には「してやったり」。

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