●第9章 アーンド・アクション!

披露宴は続いている。
式も半ばにさしかかった頃、司会者が我々を紹介した。


司会: 


「新婦の大学時代のご友人であります、 「とそとそ隊」のみなさんから 新郎・新婦へ向けた スペシャルな映像の贈り物です。
それではとそとそ隊のみなさん、 はりきってお願いいたしますっ!」


隊員: 


「了解!」


各自持ち場に移動
2号はDVDデッキの前へ。3号はマイクスタンドがある場所へ。4号5号は仕込みのためこのときすでに外で準備を完了して待機していた。
暗転。


映像スタート〜
 ⇒クリック!

ナレ:「今、まさに新郎・新婦の元へ。とそとそ隊オリジナルフレグランス、ここに誕生!」

ここで会場入り口にピンスポット。

ナレ:「その名はアフロディーテ&ヘパイストス!」

そしてドアが開いて登場するのは…
マニクラ部長の血と汗と涙の結晶であるファーファの被り物で登場した、アミーゴ4号監督だっ!。
5号は、このタイミングでパネルと香水のサンプルを並べているため会場の外へ。

会場内をゆっくりと練り歩くリアル・ファーファ。
映像とナレーション終了の頃合をみて新郎・新婦の元へ到着し、 トレイにのせた香水瓶を見せる。

映像の終了とともに3号に当たるピンスポット。


3号:「ツヨシさん、ヒロコさん、本日は本当におめでとうございます!」

隊員&ファーファ一同:「おめでとうございまぁす!!!」


そして香水瓶を二人に贈呈後、4号とパペットファーファ、そして隊員たち退場。

司会:「それにしてもかわいいクマチャンたちが、オリジナル香水のプレゼントとは驚きましたね! なんと、準備には3ヶ月もかかったそうですよ。とそとそ隊のみなさん、おつかれさまでした〜」

各自席へ戻ってこれにて任務完了っ!!
余談だが、被り物をかぶって待機していた4号は、 別の式に来ていた子どもたちにまで取り囲まれて大人気だったよう。
それだけ良く出来た被り物だったってことなのだ!