●第1章 レジェンド・オブ・マチェドニア

貴重な時間を浪費し、すっかり憔悴しきった一同は、 気分を変えるためデザートを注文することに。

だが、5号が注文したそのデザートがさらに事態を悪化させた。
「俺、アイスクリーム・マチェドニア添えにするわ」

粉砂糖が雪のようにしきつめられた品が良いプレートに バニラアイスがレイアウトされ、その上にフルーツがトッピングされた 色鮮やかなデザート。
それが運ばれて来るやいなや一同は、

「で、マチェドニアってどれ?」
「これか?それともこれか?」
「う!なんかいままで食べたことないような食感のものが入ってたヨ!」
「きっと粉雪のようにまぶしてあるパウダーシュガーがそうなんじゃない?」
「わかったゾ!かかっているソースがマチェドニア酒なんだっ?!」
「もしかしたら皿か?器か?」
「マチェドニア国のデザートなのかも!」
それはもぅ見事な脱線っぷり。

「帰ったら早速マチェドニアのことをを調べなきゃ!」誰もが思った。
それは隊員の気持ちが確かにひとつに重なりあった瞬間だったのだ!!!

って、あれ?け、結婚式は?