●終章 心地よい達成感とともに。

いまさら何をいってもしかたない。
皆とてもオタオタし、いろいろミスもあった。
それでも新郎新婦は大変驚き、そして大いに喜んでくれたし、披露宴の参加者は、途中であるにも関わらず新郎新婦のお色直し中にこっそり抜け出しては出口に展示してあるバイクの前に集まり、バイクをながめまわしなでまわし、あげくまたがってみたりもしつつ、 バイク談義に花を咲かせているようで、感慨深かった。
連れてきた子供をまたがらせている時は、さすがに倒して怪我させはしないかとヒヤヒヤしたが。

参加していた沢山のハーレー乗りたちに「ハーレーを馬鹿にするな」とお叱りをうけるのではないかと マジで心配したが、決してそんなことはなかった。4号の会社の人たちは、 映像の「エコナオイル使用車?」のところでは、これまた怒るどころか大いに笑ってくれた。

みんな、心の広い暖かい人たちだ。 そしてとてもいい結婚式だった。 そんな式に花を添えることができて、とても喜ばしく思う。


今、打ち上げをしている我々の目の前には、やはりあの「イーグル」特製、ブランデーのかかったアイスクリームがある。
3号がスプーンを舐めつつ、言った。
 「1年後は1号代表の結婚式っすねぇ…。次は、なにしましょうか?」
 「迷惑系のやつはやめてよね〜。品位を疑われちゃうから」
5号の目がキラーンと輝き、2号の口元が少しゆるむ。

それはでかければでかいほどに、心ときめくのだ。一体、誰のため?
愛する仲間のため。参加する人たちのため。  企画する自分たちが楽しむため。 そぅ、悪巧み?は、決して尽きることはないのだ。

Special thanks to(あいうえお順)

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