我がとそとそ隊、最近最大のプロジェクトついに完成。
完全実話。その一部始終を今ここに。

題して、

 「はぁれぇは、一日にして成らず!」

●プロローグ

2004年9月末日、我々は東京は新宿のバーラウンジ「イーグル」にいた。
 ⇒http://r.gnavi.co.jp/g285802/
この「イーグル」という店、アルタ裏路地筋のビル地下にあり、 なんだかこぅ入りにくぅい店なのだが価格も意外に手ごろで 勇気を出して入ってみると高い石の壁にシャンデリア、 まるで日活映画(ポルノではないゾ)で出てくる 昭和テイスト満載キャバレーのセットようなたたずまいで (おっと、裕次郎とか旭とかに興味ない人には想像のしようもないが…)、 きれいに磨かれたグラスに礼儀正しい七三分けのウェイターなど、 昔思い描いた大人ぁ〜な雰囲気でとてつもなくイカシた店なのだが、 そんなことは、ま、どうでもよい。

我らの4号が2004年12月12日、ついに結婚するのだ!

『我々とそとそ隊ならではの、何か特別なお祝い事を考えなくてはいけない』 皆が強く思いはするのだが、 これといったアイデアも思い浮かばず、次々と小案が出ては消えていく。 しばし沈黙、そしてため息。
皆を包み込む煮詰まった感に耐え切れなくなった頃、2号がボソっと切り出した。
「チョイノリっていう原チャリがあるんですけど、結構安いんですよぉ。 それプレゼントするってのは、どうでしょうか…ねぇ。」

テーブルには、店員のあまりに強力なプッシュぶりに抗し切れずに頼んだ、ブランデーのかかったアイスクリーム。
1号と5号は、思わず感嘆の声をあげる。
「ぬぉ? す、すんげぇイイじゃん?!」
2号の案がよかったのか、アイスクリームがおいしかったのか、それは定かではない。 が、それ以降、我々の会議は一種異様な盛り上がりをみせることになる。

異様なまでの興奮も覚めやらぬ中、終電の時間も近づいてきたので 一同は店を出ることにしたのだが、これまた誰が仕組んだものか、 出口の脇になにげなく駐輪してある黒のチョイノリSS! 運命めいたものを感じ得ずにはいられないメンバー一同。

こうして同日、完全極秘、「とそとそChoi!!プロジェクト2004」が ついにスタートすることになる。