Tips その2

ただ自分が使いやすいシフトノブに交換したかっただけなのに…。クイックシフトを導入してストロークが短くなった分、重量のあるノブはうってつけだったし。それがこんなに手間をかける羽目になろうとは。取り付けようと思ったモノがモノだけに仕方ないのかしらん…。

1.

問題点:その1
取り付けようと思ったのはSTiのシフトノブです。
ノブのてっぺんの窪みには右下の丸いオーナメントが収まることになっていますが…。さすがにセリカにスバルのラリーロゴは付けられません。また、写真には裏返って写っている四角いモノにはシフトパターンがプリントされているのですが、5速のパターンの為、これもまた使えません。

2.

問題点:その2
取り付け用のネジのピッチは合うのですが。ノブの下端の白い突起はシフトブーツの上端を引っ掛ける為のものなので、純正のノブと置き換えるとこんな具合です。見栄えは非常に宜しくありません。

3.

オーナメントの製作:その1
無いものは作れ、と。車検の為にもシフトパターンを表示しておく必要はあるので、ノブのてっぺんの窪みはシフトパターンを入れた丸い板で塞ぐことにしましょう。
まずは、サークルカッターで透明な板を切り抜きます。素材は"変性ポリエチレンテレフタレート"。

4.

オーナメントの製作:その2
切り抜いたらサイズを確認。大きくては窪みに収まりませんので。
サイズがOKなら、切り口のバリを取りましょう。

5.

オーナメントの製作:その3
片面に糊のついた透明なフィルムにシフトパターンを反転でプリントしたものを裏から貼ります。この場合、黒い部分のみインクが乗っています。
貼ったらフィルムの余分な部分を切り取り。
更にその裏からシルバーのラッカーを吹きます。そうすると、写真では白く見えている線と文字の部分、即ち何も印刷されていない透明の部分は、表から見るとシルバーの色で見えます。
勿論ゴールドのラッカーを吹けば、シフトパターンは黒地にゴールドで…。

6.

オーナメント完成
1mm厚の板1枚では車内の熱で反ってしまう恐れがあるので、裏に補強の板を貼って出来上がり、と。
まだ固定はしていません。実際にノブを取り付けた状態で真っ直ぐに貼りましょう。

7.

シフトブーツ完成
純正のブーツを取り外して型取り。上端はおおよそノブの下端の突起の外径に合うようにそのまま延長。ついでなのでmomoのステアリングとお揃いになる様、赤い飾りのステッチも入れてみたり。
ブーツの下端にぐるりと太めのワイヤーを張れば完成。

8.

完成・取り付け
ノブの下端の突起に、ブーツの上端を内側に折り込んで被せ、インシュロック等で外れない程度に内側で固定。いざノブを取り付けたら向きを合わせたブーツをコンソールパネルの裏側のツメに引っ掛けて取り付け。
最後にてっぺんのオーナメントを真っ直ぐに貼って完成。これは両面テープで充分でしょう。貼りなおしはできませので深呼吸でもしてから。


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