2002年07月11日(木):日光サーキット

天候:晴れ / コース状況:ウェット〜ドライ

台風6号も過ぎ去り、走行準備が整う頃にはすっかり晴天、痛いほどの日差しはまさに夏空。
今回は日光サーキット、公式HPも無く、予備知識も殆どないままに初走行。さて、まずは走行ラインを探らなくては…。
この日の走行スケジュールは、15分X 5本と10分X 1本(レース形式)。

1ヒート目。まだまだ路面はウェット、しかも所々には水溜りも残っている状態。無理は禁物、コースをしっかり覚えることに専念。6コーナーまではおおよそOK、7コーナーから10コーナー進入までの高速区間のラインが曖昧なまま終了。また、縁石はどれも結構な高さ。乗っても良い所、使えるところはさて、どこなのでしょう。
< タイム: ( ´ー`)y-~~~~ >

2ヒート目。路面もほぼ乾いた様子。休憩の間に話し合ったライン取りを思い出しながら車を走らせる。8コーナーはインに付き過ぎずに、しかもノーブレーキで進入、アウト一杯からの9コーナーへの進入、10コーナー手前のブレーキングまではほぼアクセル全開!ふへえええぇ、自分には無理です。8コーナー手前のブレーキ、どうしても必要です。白線の内側ばかりを使ってこじんまりと走行。どうすれば白線の外側まで、コース幅を活かした走りが出来るのでしょう、踏むべきところで踏めるのでしょう。
< タイム: (∩Д`)゚ >

やはり7〜10コーナーの高速区間でどれだけ踏めるかがタイムに直結すると聞く。むうう、どうすれば今よりも踏めるのだろうか。今回はKAZU隊長に同乗してもらう。人の車に同乗したことはあっても同乗してもらうのは初めて。さて、これがどうプラスに働くだろうか。
自分なりに頑張って走ること数週。次第に隣からアドバイスというか激というか、声が飛んでくる。
「ああぁ、やっぱりね。送りハンドルなんだよ」。
ショック。自分では少しも気付いていなかった、或いは少しも気を回せていなかった部分だった。
7コーナーと9コーナーの脱出。「もっとアウトに振って、そう、怖くないよ、ここは、Gを逃がすように、ゆっくりと丁寧にステアを戻す」。
そうだったのかぁ、確かに言われた通りにステアリングを操作すると、不思議と怖くない。白線も積極的に踏める、必然的にアクセルもそれまでより踏めている。7コーナーから8コーナーに掛けてのシフトアップ、ポイントが少しずつ手前になってきた。よし、よし。9コーナーの脱出も同じ要領、11コーナーの進入も白線の外側から、12コーナーの立ち上がり、ホームストレートも白線の外側に。
でも、意外。結構余裕あったのね、自分。返事はしていたし、「ここは…」と自分からも質問を投げていたなんて。
< タイム:(;;・∀・)>

4ヒート目。さっきの同乗走行で覚えた「Gを逃すステアリング操作」と「送りハンドル」。特にステアリング操作に気を遣って走ろうと心に決める。
7コーナー脱出から10コーナー進入、ああ、まだ踏める。そう気付いてそれまでより奥にアクセルを踏む。そうそう、こんな感じ。そうしたら、8コーナー手前のブレーキも少し減らせないかしらん。少し減らしすぎたのか、ステアリング操作が急過ぎたのか、リヤが綺麗に流れた、それも美味しい角度に。
11と12コーナーのS字、送りハンドルのせいらしい、切り足しすぎてしまうことが多々。自分の車を、タイヤを持ってゆきたいところにぴったり動かせない。タイヤのある位置の感覚も正確ではないし、ステアリングの切り角も曖昧な上、毎回ばらばら。むうーっ、まだまだ甘いのおーっ。
< タイム:50.6xx >

まだまだ続くよ、やっと5ヒート目。タイヤの空気圧は前後とも2.5kg。ブレーキの効きも少し奥になってきた感じ。目標タイムまであと0.6秒、しんどいかな?
「8コーナーね、進入の角度は良くなったけれど、ブレーキが長すぎるよ」。そうよねえ、ブレーキ無しでも行けるはずのところなんだもの。そうか、減速の為のブレーキではなく、向きを変えるきっかけとしてのブレーキだわ。アクセルオフによる過重移動、恥ずかしいけれどまだ感覚が曖昧なんです。
確かに11〜5コーナーの細かめのコーナー、誉められたものでは無かったけれど、タイムアップの為に直結する高速域をつい重視してしまう。まあ、いいや、踏める所はしっかり踏もう。
ステアリング操作に併せて、ブレーキの踏み加減も気を遣うようにして走る。「ブロックしてんのか?」「譲るポイントはそこじゃなーいっ!」前方がクリアになった瞬間、鬱憤は晴らされた。しかし、目標の
"50秒を切る"は達成できなかったと諦めていた。
< タイム:49.6xx >

皆の意見を取り入れて、レースのスタート形式は"ローリングスタート"。グリッド式より怖くないよね?
前がどんどん離れていってしまう。んー、詰まってしまうよりはよしとしよう (;;・∀・)、走りやすいし。毎回そう、きっと自分の習性なのだと思うが、コースインして直ぐには調子が乗ってこないのだ。しかもこのヒートは前回までより5分短い。やっと乗ってきたところでチェッカーを受けてしまう。
(周回遅れにならなくてすんだとも言えるかしらん?)
< タイム:( ´_ゝ`) >

とりあえず目標のタイムは達成できたので満足感は得られました。
でも、毎回走行終了後に思うのは「あそこはもう少し踏めただろう」。今回について言えば、1〜2コーナー、ブレーキとシフトダウンで挙動が安定しないのは仕方の無いこと、もう少し怖がらずに踏んでも良かった。4〜6コーナー、ここも同じ(シフトチェンジは無かったが)。そして8〜9コーナー脱出、もう少し頑張ってみても良かったのかなぁ。
11、12と3、4の各S字。もう少しスムースに抜けられなかったものだろうか。ああ、殆ど全ての個所に少しずつ「もう少し…」の気持ちが残る。
でも、これでよしとしても良いでしょうか?自分が楽しく走れる範囲内での走行、ということで。恐怖感の我慢大会にはしたくないのです。そして次回はこれらの「もう少し」を少しでも実現できれば良いと思うのです。



[ Back ]