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2002年05月11日(土):ヒーローしのいサーキット

天候:曇りのち晴れ / コース状況:ドライ


朝方の雨もすっかり止んで、更に午前中に走行があった為、午後からの走行時にはすっかり路面はドライに。さて、2度目のヒーローしのいサーキット、どの程度前回を覚えているものだろうか。
また、数日前の気持ちよく走れた感覚、生かしつつ走ることが出来れば良いのだが。

先程のドラミで聞いた1コーナーから第1ヘアピンへのライン、前回は全くちぐはぐだったので、今回はまずここをすっきりさせたいと思う。ラインを確認しながら数週。ああ、まだまだ結構気持ちに余裕があるなあ。以前よりも冷静な頭で、色々な情報を確認しながら操作が出来ている。
さて、そろそろ完熟走行も…。前を行くZZT、ふう〜ん、バックストレートの先のシケイン、ブレーキを当てずに進入できるんだ…。真似してアクセルオフ、シケイン進入。ありゃ?ちょっと自分にはオーバースピードだったかなぁ…、2つ目、左側にカマボコ、うわっ、車が左向いてるっ、カウンターを目一杯に当てる、ああ、だめだ、足りない…。即ちコースアウト、突っ込んだ先のダートでおつりの180度スピン。開放しておいた助手席の窓から泥が飛び込んできて停止、イエローフラッグ。ん〜、自力で脱出できるかしら?緊張してしまって1度エンストしたのはここだけのお話。でも、あそこでパニックブレーキ踏まなくて良かったのかも。
< タイム:57.474 >

とことこ這い出でピットに戻る。ああ、ごめんね、セリカ嬢、左一面跳ね上げた泥と小石まみれになってしまって…。その他目立った外傷はなし、さて、洗車、洗車。タイヤハウスと下回りを確認しながら洗う。ブレーキからもうもうと揚がる水蒸気。何故か持っていたセームクロスで拭きあげると、泥の落ちた跡には細かい傷が…。なんとt君とAさん、磨き作業に入ってる。更には車内に入った泥を掃除機で…。ああ、どうも有難う、特に走行には支障は無さそうだし、これだけ綺麗にしてもらえれば気の持ちようもまるで違ってくるわ。へこみ過ぎなくて済む。さあ、早いとこリベンジしに行かなくては。
(心配して下さった皆様、有難う御座いました。この場を持ってお礼申し上げさせて頂きます。)

さて、タイムスケジュール的にはC-ONEのデモ走行の時間帯。コース内は5台ずつに限定だと言う。これはチャンス、車の状態を確認しつつ、自分の状態も確認しつつ走ろう。
オーディオも消して、聞こえてくる音に集中する。うう〜ん、特に異常はなさそうだ…。さっき飛び出したシケインへ差し掛かる。どうしても自分にはブレーキが必要なよう、怖いと思う気持ちもまだ残っているし、右足が迷わずブレーキペダルに乗る。
さっきのコースアウトを完全に克服できないまま、チェッカー。裏シケイン以外のところも全然のれた走りが出来ていなかった。
< タイム:59.003 >

2ヒート目。「もっとあのシケインは乗せていかなきゃ」。「あそこで車速を落としすぎると、次の登りが厳しくなるよ」。確かに仰るとおりで御座います、もう少し頑張らなきゃ。
自分で確認できる範囲では車に異常は無し、さあ、せめてこのコースに苦手意識を残さない所まで持っていくことを第一の課題にしよう。他の車の走りを見ながら思った、これは正解なのかどうかは別として。ブレーキを踏むことは恥ずかしいことではない、人よりブレーキの回数が多くても恥じることでは無い、自分が必要だと思うならば。但し無駄にブレーキペダルに足を乗せることは止めにしよう、そしてブレーキングの時間も短く押さえよう。
シケイン進入までのラインも確認しつつ、しっかりブレーキを踏んでから進入、潔くカマボコに車体を乗せる、ボディが跳ねる。併せて第2ヘアピンのブレーキポイントも少し詰める努力を。繰り返すこと数週、よしよし、裏シケインはもう怖くないぞ。
< タイム:57.288 >

まだまだ未消化、消化不良。ここで同乗走行の時間帯に。タイヤのサイズを除けばほぼ同じ仕様のZZTに同乗する。各ポイントごとに叫びのような解説を聞きながらコースを回る。さっきから後に着くたびに思っていた、1コーナーの進入ライン、ああ、こうやって第1ヘアピンまで繋がっていたのかと、半ば目からウロコ。

ああ、あってくれて助かった、最後のフリー走行の時間帯。忘れないうちに1コーナーから第1ヘアピンへのラインを自分でなぞってみよう。コワー。極力近づけようとするも、やっぱりコワ〜いョ。どうも今日は恐怖心が、例えば走行前のレベルにまで拭いきれていないなぁ。ホームストレートに向かってくるシケインも、アクセルの踏み具合が少し曖昧なところで落ち着いてしまっているし。
そういえば一箇所、第1ヘアピンの後の"ダンスシケイン"、ここは早かったかどうかはさておき、リズムはそこそこ良く乗れていたのが救いかなぁ。
< タイム:56.720 >

挙がってきたタイム表を見ると、まだ首をもたげる悔しい思い。コースに対する苦手意識こそ残さずに済んだものの、この日は結局最後まで余分な恐怖心は消えなかった。
はあ〜あぁ、タイムって、なかなか上がらないモノなのねぇ…。

ところでこの日のお題は。



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