Reports

2002年03月30日(土):エビスサーキット西コース

天候:晴れ / コース状況:ウェット〜ドライ

全 長 距 離

2,103m

幅     員

10〜15m

最大直線長

275.92m

曲 線 半 径

最大100m
最小10m

最大標高差

38.18m


この日は生憎前日から雨。雨の日はとにかく滑って怖いという印象しかなかった為、ひたすらに雨が止んでくれる事ばかりを祈る。祈りは通じたのか、サーキットに到着する頃には雨は上がり、そこからは晴天に恵まれる。

久しぶりのサーキット走行とサイズを変えたタイヤ、前回のナイター走行での赤旗連続の恐怖とそしてまだ乾かない路面、不安材料は充分。1ヒート目はコースを覚えなおすつもりでじっくり走ることにする。それにしても視界が明るいというだけでこんなにも印象が違うものなのか。徐々に不安が消えて行くにつれ、緊張感も和らいで行く。走りながら見える各コーナーの景色は思い出した、が、1、2、コーナーから3コーナーの進入までのラインが怪しい。特に緩やかに弧を描く第1コーナー、奥が深く取ってあるのだが何処をたどって何処までアクセルを踏むべきか見当がつかない、ブレーキも自分はどこまで踏めるのか、どこまでコントロールできるのか判っていない。おのずとブレーキペダルに右足が乗る時間は無駄に長くなる。当然ホームストレートもスピードが乗らない。まったくこれじゃ直線番長にもなれやしない。
< タイム:1'29.876 >

2ヒート目。路面はほぼドライ。1コーナーの進入ラインを教わる。さっきの走行で何となく粘り、若しくは踏ん張りが足りない感じがあった為、タイヤのエアを若干抜く。フロントの減衰力は2段SOFT側に振る。自分に言い聞かせる、スポーツABSを効かせるくらいのつもりでブレーキ踏んでみろよ。コントロールできるブレーキシステムだろ、それは。今回に限らず、自分の最大の課題はブレーキをしっかり踏むことだと思っている。そうでなければアクセルも踏めない。
タイヤのグリップ力に対する安心感は出てきた。第3コーナー、出口近くまでずっとインベタを保つ努力は不要(前回は、ぼろぼろミケランでうっかりするとコース外にまで振り出されそうだった)、目一杯アウト側から第4コーナーへの進入を考えよう。ここからバックストレート、高速S字からヘアピンを抜けて最終シケインまでは随分と踏めるようになってきた。第4コーナーの進入はラインがきちんと取れればアクセルを半分オフ、少し怪しかったときは軽くブレーキング。いや、本当は車の状態から考えれば全開のまま抜けられたのかもしれない、が、捨てきれない恐怖心が心の底からアクセルを踏む右足を緩めさせる。少しアウト側に振られつつ抜けて行くとS字の進入までコース幅を一杯に使ったきれいな直線で繋げられる。シフトダウンのみで進入、奥でブレーキ。最終ヘアピン、怪しいものが少々残るが。
シケインの最後の左側のカマボコは上手く乗り越える自信も無いので、乗りすぎないようステアリングを切りつつホームストレートへ。さあ、踏め、今踏まなくてどうする。そこからまた第1コーナー、教わったラインはなぞってみたがああ、右足が遊んでるよ…。
< タイム:1'20.090 >

3ヒート目。あわわ、出遅れたよ、もったいない。2ヒート目で得た事、納得の行かない事、頭の中をぐるぐるめぐりながらの走行。雑な運転になっていたと思っている。気分的には2ヒート目が1番良かった。やっと頭の中の整理がついてきた、よし、と思ったところで悲しいかな、チェッカーフラッグ。はい、出遅れたアタクシが悪う御座いました…。
当然タイムだってさっきには及ばなかっただろうと思いきや、辛うじて。
< タイム:1'19.518 >

久しぶりのサーキット走行だったが、理不尽な恐怖感もなく、気分は良く走れたと思う。しかし、自分の中で知らずに取られていた安全マージンは、思い返せば少し大きすぎたようだ。そういえばタイヤがスキール音を1度でも立てたかしら?悲しいかな、ブレーキはエアを噛んでさえいない。当然密かに設定していた目標タイムには届かず。あれだけ足回りのセッティングがうまく出来あがっていたことを思えば後悔は大きすぎる。この消化不良感は次回へ上手に繰り越すことだな、おい。

こんな画像、頂きました。



[ Back ]